Ruby Install Guide::Debian GNU/Linux

バージョンの確認

以下のようにコマンドを実行してみてください。

$ dpkg --list ruby
要望=(U)不明/(I)インストール/(R)削除/(P)完全削除/(H)維持
| 状態=(N)無/(I)インストール済/(C)設定/(U)展開/(F)設定失敗/(H)半インストール
|/ エラー=(空欄)無/(H)維持/(R)要再インストール/X=両方(状態,エラーの大文字=異常)
||/ 名前           バージョン     説明
+++-==============-==============-============================================
ii  ruby           1.6.4-1        An interpreter of object-oriented scripting 

上の例のような表示を得られたら、 Ruby パッケージがインストールされているということで、 すぐにでも Ruby を使用することができます。 また、同様に以下のようにコマンドを実行してみてください。

$ dpkg --list irb
要望=(U)不明/(I)インストール/(R)削除/(P)完全削除/(H)維持
| 状態=(N)無/(I)インストール済/(C)設定/(U)展開/(F)設定失敗/(H)半インストール
|/ エラー=(空欄)無/(H)維持/(R)要再インストール/X=両方(状態,エラーの大文字=異常)
||/ 名前           バージョン     説明
+++-==============-==============-============================================
ii  irb            1.6.4-1        The Interactive Ruby.

この例のような結果が得られるならば、 irb パッケージがインストールされているということであり、 すぐにでも irb コマンドを使うことができます。 やや余談になりますが、 Debian の Menu システム(menu パッケージ)がインストールされていれば GNOME や各種ウィンドウマネージャのメニューから irb を実行することができます。

上のような結果が得られず次のようなエラーが出る場合には、 対応するパッケージがインストールされていないということになります。

$ dpkg --list ruby
ruby に一致するパッケージが見つかりません。

続く説明を読んで必要なパッケージをインストールするか、 またはRuby Install Guide::UNIX全般を参照して下さい。

資源

安定版(バージョン 3.0, woody)には Ruby 1.6.7 が、開発版(コードネーム sarge)には Ruby 1.8.1 がそれぞれ含まれています。なお安定版では x86、Alpha、Arm、Sparc の各アーキテクチャ用の、開発版ではこれらに加え て、さらに m68k*1、 PowerPC の各アーキテクチャ用のバイナリパッケージが用意されています。

各バージョン、各アーキテクチャはすべて ftp.debian.org および、 そのミラーサイトから、FTP または HTTP によって入手することが可能ですが、 実際のインストールには APT を利用されることをおすすめします。

入手先は以下の通りです。

APT を利用する場合、次のような二行(このような行を apt line とよぶことがあります)を /etc/apt/sources.list に加えておきます。

  • deb ftp://ftp.debian.org/debian stable main
  • deb-src ftp://ftp.debian.org/debian stable main

開発版については以下の通りです。

APT を利用する場合、次のような apt line を /etc/apt/sources.list に加えておきます。

  • deb ftp://ftp.debian.org/debian unstable main
  • deb-src ftp://ftp.debian.org/debian unstable main

なお Debian 的に完全にフリーであるとされる main セクション以外のパッケージについても インストールしたい場合には次のような apt line にします。

  • deb ftp://ftp.debian.org/debian stable main contrib non-free
  • deb-src ftp://ftp.debian.org/debian stable main contrib non-free
インストール

APT を使う場合、安定版か開発版かに関らず同じオペレーションを行うことで、 それぞれの最新パッケージをインストールすることができます。 たとえば Ruby そのもののパッケージをインストールするには root になって次のようにコマンドを実行します。

# apt-get update
# apt-get install ruby

一つ目のコマンドは APT を使うために APT 用のデータベースを更新するためのものです。 通常は数日に一度実行しておけばよいでしょう。 二つ目のコマンドが実際のインストールを行うもので、 引き数で指定されたパッケージを、 そのパッケージが依存しているパッケージを含めてインストールしてくれます (つまり、パッケージの依存関係をわれわれが考える必要はありません)。

またソースパッケージを入手するには次のようにします。

$ apt-get source ruby

これは一般ユーザでも行えます。

Ruby 関連パッケージ

以下のパッケージが安定版(main セクション)に収録されています。

  • ruby
  • libruby
  • libcurses-ruby
  • libdbm-ruby
  • libgdbm-ruby
  • libmd5-ruby
  • libnkf-ruby
  • libpty-ruby
  • libreadline-ruby
  • libsdbm-ruby
  • libshadow-ruby
  • libsufary-ruby
  • libtcltk-ruby
  • libtk-ruby
  • libxml-parser-ruby
  • irb
  • ruby-examples
  • ruby-elisp
  • ruby-dev
  • ruby-manual
  • libgtk-ruby
  • libgtk-imlib-ruby
  • libpcap-ruby
  • libkakasi-ruby
  • libapache-mod-ruby
  • libuconv-ruby
  • eruby

開発版にはより多くのパッケージ(バイナリパッケージの数なら 100近い)が含まれています。個々には挙げませんが、 おおざっぱには以下のようにすることで確認することが可能です。

$ apt-cache search ruby
参考

以下の apt line を加えておくと、 potato 用の 1.6.x 系 Ruby 関連パッケージを APT によってインストールすることができるようになります。

  • deb http://deb.ruby-lang.org/debian potato main contrib non-free
  • deb-src http://deb.ruby-lang.org/debian potato main contrib non-free

ただし、ここで配布されているパッケージは Debian には含まれない、 あくまで独自のパッケージです。パッケージの品質については Debian でのそれと同等を目指すようにしていますが、 必ずしもそうではない場合があります。 また最新バージョンへの追従に時間がかかることがあります。 利用の際にはそうした事に注意が必要です。

Ruby Install Guide::この項目のメンテナと最終更新日時

akira yamada <akira@debian.org> (14 Jun 2001)


*1現状m68kではRubyをbuildできていないようです。 GCCの問題ではないかと思われますが詳細はわかりません。



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